宮沢賢治をおっかけて
こんばんは、がるるです。
6/9-6/11に友人と一緒に行ってきた岩手旅行についてまとめていきます。
本当は、宮沢賢治童話村のライトアップを見たかったのですが、時期があわずに断念。
けれど、花巻市や小岩井までの景色や料理を楽しむことのできた旅でした!
↑2018年は7/27-10/7の18:30-21:00のようです。
旅程としては、9日の夜に夜行バスで岩手を目指し、10日の朝に到着、小岩井農場でお昼を過ごし、ホテルで就寝。11日に童話村へ行ってからゆっくり新幹線で帰る、というものでした。
始めての夜行バスだったのですが、まあ寝られないですね!
ずっとふわふわと起きているような感じで、トイレ休憩の旅に目を覚ますのでゆっくり寝るという感じではありませんでした。
けれど、最後のトイレ休憩でバスから出た時の、冷たい空気と、朝4時の光、コンタクト無しのぼやけた光景は、存外悪いものではなく、記憶に残っています。
その後は乳製品で有名な小岩井農場へ。バスで向かう最中から農場の香りが立ち込めていてなんとなく安心しました。笑
乗馬体験や馬の餌やり、アーチェリー、羊を間近で見たりしました。
木材の加工を楽しめる場所もあり、私もネームプレートを作成しました。来学期、寮のドアにかけようかな、なんて考えてます。
↑宮沢賢治に関する展示を行う施設もありました。美しい星座のステンドグラス
↑牧場で食べるジンギスカンとラム。うまい。罪深い。これを焼肉にするんだよー!?
ソフトクリームも忘れずに食べて、満喫しました。
牧場はあくまでもおまけくらいの感覚だったのに、こんなに楽しめるなんて思わなかったし、動物と触れ合うことや、農場の食べ物を味わう喜びを再認識した良い機会でした。
農場ー?えー?という人もきっと楽しめるでしょう小岩井農場!家族でいらっしゃる方もいて、日程の空きを楽しく過ごせるかと思います。
↑今回利用した、ホテルフォルクローロ花巻東和のラウンジ
ホテルは早割のおかげで一泊大人、朝食付きで4,650円(多分)で抑えられたのですが、当たりでした!
入る前から綺麗なホテルで、隣のホテル(繋がっているので外には出なくてよい)の大浴場を利用することもでき、部屋のコンセントやWi-Fi完備、眺めも良く、非常に満足でした!
サイトによってかなり値段が変わり、早割などを全く入れないと一泊で1万円はおそらく余裕で超えるだろうホテルなので、利用される方は早めの予約をおすすめします。
↑ホテルで飼っているヤギの一匹。これはメスの希ちゃん。もう一匹はオスの陽(はる)くんだそう。もぐむしゃ。
二日目は、今回の旅行のメイン、宮沢賢治の世界観に浸ろうぜ、というもの。
彼の作品には地層や天体、川や鳥などの自然や、他人の幸せを願う思想にあふれたものが多く、岩手の土地が舞台のものが多いように感じられました。
イギリス海岸を散策したり、銀河鉄道をモチーフにした SLを見かけたり、白鳥の停車場でゆっくりしたり、まるで作品に入ったかのようでした。
今にも黒い丸帽をかぶった作者本人が、影を落としながら歩いてきそうな畑や田んぼが広がっていました。
↑童話村の中の、「賢治の学校」の入り口。白鳥座やさそり座も見られる。歩いているだけで雰囲気がある。
↑展示の中の一部。私はこの次の部屋の、「宇宙」、と「大地」が特に好きだった。写真で撮るという感じではないので、ぜひ自分で入っていただきたいものです。
私は特に、展示とか、碑文、内容をあまり覚えていられないので、展示を見に行くことを、わざわざ日程に入れるのは、正直あまり好きではないです。けれど、「賢治の学校」については、細かい解説というよりも、視覚や聴覚で、作品を追体験する展示が多かったのでとても気に入りました。
童話村の中には他にも、鳥や星を個別に解説したブースもあって、作品をより詳しく読み直すことができそうです。
↑お土産で買った、ステンドグラス風のしおり。銀河鉄道の夜、注文の多い料理店と2種類ありました。これは銀河鉄道のほう
↑JR花巻駅付近の、白鳥の停車場。写ってないけど、20分停車用の時計も近くにあります。細かいところまで素敵に再現してるなぁ
釜石線は2時間に一本だし、電車の乗り方も違えば、雨も降る。畑に囲まれて、バスが来なければ次の目的地に行けるかも怪しい。
でも、空気は美味しいし、雨の匂いも澄んでいて、タクシーの人が電車の心配をしてくれる。星は見られなかったけど、どこかの丘の上からもう鉄道が出発しそうな、山猫軒が現れそうな、雰囲気ある街だった。
だいぶ色々読んだけれど、もう少し宮沢賢治の作品を読もうかな。
今度行くならライトアップを見ようと約束して、岩手を出発しました。
気になった方は銀河鉄道の夜だけでも読んでから行ってみると楽しめると思います。
がるる